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【悲報】Python理事会が古参開発者を追い出して開発者コミュニティが騒動に

この記事の目次

どういうわけか日本では一切話題に上がっていませんが、Pythonの開発者コミュニティで何か問題が起きているようです。どうやら話がいろいろなスレッドに散らばっているうえ、半分はDiscordや非公開の場所で進行しているため、すべてを把握するのは難しいですが、いくつかの注目すべき点をまとめました。

規約変更の提案とその反響

問題の始まりは、Proposed bylaws changes to improve our membership experienceというスレッドからです。このスレッドでは、Python理事会がメンバーを投票で解任できるようにする提案が議論されました。

これまで、フェローの解任には「全メンバーによる投票」が必要でしたが、この提案では「理事会の秘密投票で過半数の賛成があれば解任可能」という内容になっています。この変更により、理事会に大きな権限が集中し、特定のフェローを秘密裏に排除することができるのではないかと一部で反対意見が出ました。

Tim Petersは、全会一致を強く主張しました。彼の懸念は、問題のあるメンバーが理事会に入ってしまった場合でも全会一致であれば暴走を防げるというものでした。しかし、彼の意見には賛否が分かれ、結果として該当提案は81%の賛成で受理されました。

Tim Petersの活動停止

この議論の後、突然Tim Petersが3か月の活動停止を宣告されました。Python理事会は、彼が繰り返しコミュニティガイドラインに違反したことを理由に、この措置を取ったと発表しました。しかし、議論を追っていると、いくつかの点で彼の発言が誤解されている可能性も感じられます。

コミュニティの反応

この決定は、コミュニティ内で大きな反響を呼びました。特に、かつてPythonソフトウェア財団(PSF)の理事を務めたSteve Holdenが抗議として脱退したり、他のメンバーも反発を示したりしています。また、RedditでもTimへの同情的な投稿が多く見られましたが、一部では陰謀論的な見方も広がっています。

感想

今回の件は、Pythonコミュニティ内での権力集中や透明性の問題を浮き彫りにしました。Tim PetersはPythonに多大な貢献をしてきた人物であり、このような形で彼がコミュニティから排除されるのは非常に残念です。

Pythonは現在、世界中で人気を誇るプログラミング言語ですが、その背後でこんなに大きな問題が起きているにもかかわらず、日本で話題になっていないのは驚きです。Pythonユーザーがライブラリにしか興味がなく、言語そのものには関心が薄いのかもしれません。

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