iPhoneのSafariのコンソールを見てデバッグする方法
この記事の目次
iPhoneのSafariだけ canvas
が表示できなかった
開発中のWebサイトをiPhoneのSafariで確認したところ、 canvas
の部分が正常に表示されていませんでした。
WindowsやMacのブラウザでは正常に表示されます。
実機デバッグで確認したところ、コンソールに以下のエラーが表示されていました。
Canvas area exceeds the maximum limit (width * height > 16777216).
Canvasの面積が最大限度を超えているようです。
canvas
の面積が広すぎて表示できなかった。
PCのブラウザで canvas
の面積を計算したところ、
- width: 9,931
- height: 1,760
であり、 width * height = 17,478,560 となり、見事に 16,777,216 をオーバーしていましたw
スクロールする前提で、広い canvas
を用意していたのですが、そういった使い方はダメだったようです。
width, heightの値を小さくしたところ、ちゃんとiPhoneのSafariでも表示されました。
ちなみに、MacとiPhoneを接続すれば、iPhoneのSafariのコンソールを見ることができます。
iPhone実機で開いてるWebページのデバッグがしたい
開発中のWebサイトをiPhoneのSafariでアクセスしたところ、正常に動作していないことがわかりました。
WindowsやMacのブラウザでは正常に動作しているので、iPhone特有の症状のようです。
そこで、iPhone実機でデバッグする方法を調べたところ、MacのSafariを使った方法が一番簡単そうだったのでやってみました。
うまくできたので、忘れない内に記事に残します。
iPhoneの作業
まず、 設置
アプリを開きます。
Safari
→ 詳細
→ Webインスペクタ
をONにします。
次に、iPhoneのSafariでデバッグしたいページを開きます。
iPhoneとMacを接続する
MacとiPhoneをUSBで接続します。
iPhone側に このコンピュータを信頼しますか?
と表示されたら 信頼
をタップしてから、パスコードを入力します。
Macの作業
まず、 Safari
を起動します。
メニューバーの 開発
にカーソルを合わせます。
もし、 開発
が見当たらない場合は、メニューバーの Safari
→ 環境設定
→ 詳細
→ メニューバーに"開発"メニューを表示
をONしてください。
メニューバーの 開発
にカーソルを合わせると、iPhoneのデバイス名がリストにあるので、そこにカーソルを合わせます。
すると、iPhoneのSafariで開いているページのURLがリストで表示されるので、デバッグしたいページを選びます。
そうすると、 Webインスペクタ
というウィンドウが立ち上がります。
これで、デバッグ作業ができるようになりました。